Sさんの親戚のおうちはメイドさんがいて、家に着くなり
手作りのメレンゲのお菓子やお紅茶などだして
もてなしてくださった。おじいちゃんは弁護士さんで未だ現役のよう。
もともと車の中でおばあちゃんから、家に滞在するよう
オファーがあった時、ナチュ、少し迷った。実はSさんは今日、
ナチュたちを送り届けたら、夜にシャウエンに戻り、
明日のフライトで一足先に日本に帰ってしまう。
つまり、ナチュはSさんなしでこのファミリーの中に
滞在することになるということ。
「ねえねえ、Sさん、英語はなせる人いるの?いなくてSさんも
帰るとなると、到底ナチュにはムリだよ」
といったんだけど、まあ、あっちの人は適当だから
「大丈夫、大丈夫、おじいちゃんも話せるし、
孫たちも少し話せるから心配いらないよ。ノープロブレン(またでた!)」
ほんとかなー・・・・。
こっちの人の言う話せるって怪しいと私の経験上しっている。
そして予感は的中した。おじいちゃんは1,2,3も分からないほど
、英語が話せない。これって・・・・日本人以下なんですけど・・・・。
「英語は遠い昔、学生のころ勉強したけど、
もうおぼえてないなぁーー(←Sさん訳)」(おじいちゃん)
Sのやつ・・・・・・・・・!!あいつーーー!!うそつきー!!「も~~Sさんどうすんのよ~~!!!全然しゃべれなくて、
Sさん帰っちゃった後」
ナチュが怒ると、
「大丈夫だよ、孫たちがしゃべれるよ。」
まあ、後ででてくるけど
孫たちもほぼしゃべれない。もちろん。
モロッコの家庭ってよくわからない。
大人数で暮らしているんだけど、関係が今一わからない。
このタンジェのおばあちゃんの家には、おばあちゃん夫妻と

孫のアヤちゃんとムナちゃん、そしてメイドさんがすんでいる。
多分、アヤとムナは両親から離れて学校にいくためにここに
滞在してるっぽい。まあ、詳しいことは英語が通じないから
わかんないんですよー。でも、アラブの名前でアヤとムナなんて
すっごくかわいい♪♪ハナもいたし。日本人の名前みたいだ。
「今日は親戚がいっぱい集まるから、ナチュは3時まで
メディナとかの市内観光にムナ達といって、3時に戻ってきて
みんなでランチ、それから親戚達の家に挨拶&ホームパーティにいくよ。」
え・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
え・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
エーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!ええええーー。私、タンジェには1日しかいないから、
市内観光したいんだけど・・・。親戚のおうちの正月の
ホームパーティーやらご挨拶周りになんていきたくないんだけど・・。
しかも、私にこられたって親戚だって困るでしょうよ。。。。
「いや・・・・・あの・・・・Sさん・・・、私・・・・観光とかしたいわけで、
それにフェリーの時間があえばジブラルタル海峡を越えて
日帰りでスペインに入国したいし(そもそもこれは旅の目的のひとつ)」「大丈夫だよ。3時まで観光できるから。ノープロブレン」
このときすでに1時過ぎ。普通だったら町についてホテルに荷物おいたら
すぐに町にくりだすけど、人の家におじゃまして、
「さあ、お茶でも飲んでまずはゆっくりしなさい」みたいな雰囲気の中、
「じゃ、私は観光いくので、また夜に~~」というわけにもいかなかった。
こういうところがやっぱり面倒なんだよなあ。
やっぱり一人がよかったかも・・・。
いつまでも、だらだらお茶をしているので、
マラケシュのような嫌な予感がし、
「ねえ、Sさん、私、もうお外にいきたいんだよ」
アラブ語も分からず、みんなの会話にも入れない私には
時間がもったいないし所在無い。
「そうか。じゃあ、ムナとアヤといきなさい。2人が案内するから」
結局、この2人ともう一人親戚のお兄ちゃんがきて、
4人で観光することに。でも、2人には英語が通じず、お兄ちゃんは
話せるけど、ずーーーーーーーっとイスラム教のことを語っているから
すごく疲れました。。。私はいろいろみてぼーっとしたりしたいのに、
ずーーーーーーーーーーっと、休むまもなく(ほぼイスラムのことについて)
話し続けていたから、頭がガンガンしてきた。

ムナとアヤ。2人ともかわいい。ジブラルタルをバックに記念撮影。はるかむこうにスペインを臨んで。スペインが目と鼻の先で、あそこにいたんだな~といろんなことを想うと、なんだかジーンとしてきて涙がでそうになった。
結局、スペイン行きは断念。
だって・・・・この状況で振り放っていけないし・・・3時にはランチだから
家にもどってくるのよ!っておばあちゃんが5分おきくらいに
携帯に電話してくるし・・・・・。ジブラルタル海峡を越えて往復するのに、
3時になんて戻ってこれるはずがない。残念だなあ~~。
エモとバックパック背負って、ジブラルタルを渡ったときの感動を
もう一度体験したかったけど、はるかかなたに海の向こうにみえる
スペインを眺めあきらめることにした。
わ、わ、わたしのことは・・・・・・ほっといてくれたほうが・・・いいかも・・・。なんでいつもいつもこうやって人に囲まれてしまうんだろうなあ~。
はぁぁぁぁ~~~、自分の人気を恨むよ・・・。その後は大変でした。3時にみんなでランチを食べてから、
親戚たちが家に集まり、アラブ語で質問攻めにあった後、
今度はSさんの車で、他の親戚達のおうちに挨拶回り
(この間、1時間半くらいSさんが外出していた時間帯もあり、
ナチュ、所在のなさに本当に困った。Sめ・・・・・・・)。
運転中Sさんが「ここ、おじいちゃんの家だよ」とまるで道明寺の
家のような敷地を壁沿いに走りながら言った。
「え????ここって???すごい豪邸じゃない???」そう、車で走り続けてもまだ終わらない。。。
プハ~~!アラブの豪邸っていうのは桁外れだね~~~。本当に道明寺財閥みたいなんですって!中に入りたい!!
って騒いだけど、「おじいちゃんとは喧嘩中」といって断固おれてくれない。
「じゃあさあ、ナチュが来たのをきっかけに、仲直りしちゃえって。
ナチュがうまいこといってあげるから(どんなことだ)、
ごめんなさいっていっちゃえって(謝る様なことしたかはしらない)」Sさん、ナチュのこの一言にかなり長い間笑い続けたけど、
結局、おじいちゃんの家にはいれてもらえず、他の親戚のいえに。
ちっ。説得失敗。
その家はおじいちゃんの家よりは数段小さかったけど、
でも、やっぱりホテルのような豪華さだった。
もちろんここでもメイドさんがでてきて、もてなしてくださった。
アラブ人て・・・・・・すごいなあ・・・・・。

親戚のおうち。ホテルのロビーのよう。大理石の床はぴっかぴか。





お父さんと息子。ナチュがいつも室内でコートを着ているのは、どこのおうちも常に寒いから。ここまでの数枚にいろんな部屋が写っているが、全てワンフロアにあって特に全くしきられていない。すごい床面積だ。